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議論のための議論を避ける

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議論はとても大事なんだけれど、議論を積み重ねたからと行って 物事がなにか進んだり解決することはない。

いちばん大事なのは、

議論で決まったこと、頂いた知見を行動に

落とし込んでいくことである。そして、一度決めた結論を簡単に覆さないことだ。

今日はそのあたりを過去を振り返りつつ書きたい。

もともと誰にでも直言するスタイルだった

元々の性格からして、和を重視するより正しいと思ったことをそのままストレートに 伝えるタイプだった。そんな自分を好きになってくれる人は、一定数いる。 一方で、嫌われる場合はとことん嫌われる。それでも全然よいとおもっていた。

この業界に最初にはいってきた頃は単に蛮勇で。 意識高い若者特有の根拠のない自信で溢れていた。 特に大学生時代に、初めてインターンとしてはいったIT企業時代はそうだった。

企画担当に配属されたが、思うようにリソースが確保できず右にも左にも 進めないようなもどかしい日々を過ごした。そのストレスからか、どうなのか。 社内会議では衝突を繰り返してしまった。

数カ月後、最初の上司に当たるメンターさんに居酒屋に連れて行って頂き、「お前の言うこともわかるがそのままだとアカンぞ」と、優しく諭していただいたことを覚えている。 今ならとてもよくわかる。

Nさん、ありがとうございました。

社会人経験を積んだ大先輩たちが苦戦する中で、ビジネス的な条件も揃っておらず 成功する確率も低かった事業について、

「なぜ頑張らないのか」というような

誰でも言える正論、反論できない正論

を奮ってしまっていたのだと思う。

それは先輩たちに対してとてもストレスであっただろう。

ビジネスは前提さえうまく言えば多少の過程がぶれたとしてもどうにでもなる。 すみませんでした。と今では反省している。

議論のための議論をしない

これからは自分がサービス・事業を作っていく立場なので、誰かに精神的に勝つための、議論のための議論は許されない。

もし、誰か僕の話を聞いてくれる貴重な方がいるときは、常にありがたいという感謝の気持ちと、なにか行動に落とし込んで改善につなげるためにはどうするか、という行動の出口のイメージを常に持ちながら、過ごしていかねばならないと思っている。

行動に落とさないと、極端に言えば餓死する立場である。そのように、これからは自分を追い込んで行きたいと思っている。