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スタートアップに向いている人とスモールビジネスに向いている人の違い
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- yuku_tas
- @yuku_tas
今日は表題の件について述べてみようと思う。
まず定義を明確にすると、
「スタートアップ」とは、事業を0から作ろうとする小さい会社・個人
であり、
「スモールビジネス」とは、受託で仕事を受け生計を立てる会社・個人
のことを指すとする。
スタートアップに向いている人
タフ
とにかくタフでちょっとやそっとでは、トラブルに負けない人。 まあ、これはスタートアップと言われてみんなが一番考える人材像かなと思う。変化に柔軟
スタートアップでは外的な要因(市場の変化、協力会社等の状況変化、メンバの ジョイン・離脱)に伴い、昨日まであったことが一晩で何もかも変わってしまうことが よくある。これはスモールビジネスでもありうることだが、スタートアップでは事業 そのものが変わったりする。こんな状況では、変化に柔軟でないと疲れてしまい そもそも生き残っていけないだろう。ニアリーイコールの表現として「器用」というのが 上げられるかも。我が強い
自分の事業を絶対に実現する、世の中に必要なものとして成り立たせる、 大金を稼ぐ…という意欲が非常に強い。その目的のためにはちょっとやそっとでは 他人に対して折れない。表向きにはそこまで我が強くなくても、議論すると そうかんたんには考えを変えない人がスタートアップのリーダーには多い気がする。スタートアップに向いている人を、2文字でまとめると、「タフ」ということだろう。
スモールビジネスに向いている人
慎重
スモールビジネスを展開する中で求められることは、落とし穴を避けるということだ。 要件が全く定まっていない案件、案件の中の変動リスクが高い要件、資質が危なそうな人と 協業すること、不利となりうる契約を結ばないこと…。 こうした事象を、未然に防ぐことが求められる。性格上、慎重な人が有利であろう。
言い方を変えると「リスクヘッジがうまい」と言えるかも。
仲間をつくるのがうまい
受託開発事業を展開する上で、生き残るために必要なのは、仕事を紹介してくれる人を いかに多く作るかだ。最近でこそレバテックやITプロパートナーズといったフリーランスのマッチングビジネスが 定着してきているが、結局のところ、フリーとして望ましい契約上の自由度が高い座組を作るには知り合い経由で案件を受注できるかが重要だろう。
また、異なるスキルセットを持った仲間がいるほど、受けられる仕事の幅が広がる。 デザイナーならエンジニア、営業の仕事仲間を持っておいて損はないだろう。
仲間作りがうまいのは受託開発のプロとして重要なことだ
。
柔らかく自己主張ができる
とはいえ、全く自己主張ができなくては親受けや理不尽な取引相手と当たったときに 契約条件について反論ができず、結果激務や契約成立当初の金額回収にいたらないという 自体になりかねない。スモールビジネスはあくまで受注元、親受けあってのビジネスなので、厳しい自己主張は 禁物だが、ある程度相手に負けるのを織り込んだ形での自己主張は時として必要だし、 それをうまくできる人材が適合すると思う。
スモールビジネスに向いている人をまとめると、
「慎重・温厚だけど必要に応じ牙をむく」
だろうか。
まとめ
こうしてツラツラと特徴を書き連ねると、「スタートアップ」と「スモールビジネス」には「自己主張ができる」という最低限の要求性能以外は正反対の人材像が求められているように 思える。
この両者がしばしば混同され「起業」「独立」という言葉で語られるのが日本の実情で、 まだまだといったところだが、、
ちなみに、僕自身の性格は
こちら
でも述べたとおり、
結構我が強いのでどちらかというと
スタートアップよりかなと…汗
僕は「スモールビジネス」から「スタートアップ」の世界に飛び込んでいくことに なるのでまずは「タフ」にならないといけない。そのあたりの思考・気持ちの整理もしたいためこのようなポストを書いてみている。
サービスづくりの本題から外れているが、一種の息抜きという感じで書き留めておく。