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オリンピックの待ち行列システムがどんな技術で出来てるのか調べてみた

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本日6/20に結果がわかるらしい東京オリンピックの抽選応募だが、 以前の応募のときもこの画面で

ひたすら待たされた

 

そこで、このシステムが何で出来ているのかソースコードから調査してみた。

結果、

queue-it.com

というサービスを使用していることが判明!

 

Queue-it is a virtual waiting room platform that prevents website and mobile app overload and protects your online business, while providing a fair user experience.

Queue-itは過負荷から、ユーザーに対して公平な機会を与えつつ、あなたのサービスまたはスマホアプリを守るバーチャル待合室です。

このサービスは知らなかった。

SaaS

というやつですね。 一種のインフラのアウトソースなんだろうけど。

 

単にインフラを提供しているだけでなく、機能豊富なCMS(管理コンソール)で 実態の把握ができることが大きいみたいだね。

 

画像引用:

https://queue-it.com/product/

 

「公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」さんは 僕ら応募したユーザーの相手もさりとてながら、関係各位の相手も同時にせねばならないだから、今どのくらいユーザーが殺到していて...というのを正確に掴むのはきっと 重要な仕事だろうと思う。

肝心の待ち行列をどのように処理しているか...という情報は、JS経由でデータを取りに行く 形に抽象化されているようだから、これ以上は詳しいことはわからず。

 

ただ、productのページを見ればだいたいどんなことをやっているかはわかります。 たとえばアーキテクチャについては、

 

Architecture

Queue-it is hosted globally on Amazon AWS. Our technology team has put great effort into building a secure, robust and high availability architecture.

Queue-itはAmazon AWSでグローバルに展開されています。安全で、頑強で、高い可用性を持つアーキテクチャを我々の技術チームは構築するために日々努力しています。

ということで、AWSをインフラとして使っている模様。 AWSをインフラとして使ってサービスをスタートした点では、Dropboxとかと同じかな。

 

しかし、負荷分散までアウトソースですか(分散というか「

負荷回避

」かな笑) みんないろいろ考えるなあ。勉強になりました。