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郊外出身者が体にしみついちゃってる習性

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僕は埼玉県の郊外出身の一市民であるが、そんな属性の人が、 生まれてから物心つくまでに、自然に身に着けている習性について紹介したい。

私鉄のターミナル駅周辺から先に行けない

これは僕が私鉄沿線に住んでたからかもしれないが、 終点となるターミナルから先には行けない。

理由は怖いから。

得体が知れないから。

更に僕が子供の頃は

チーマーまたはカラーギャング

なる 危険集団?が繁華街of繁華街の新宿や渋谷にタムロしていると言われた。

なので、一歩足を踏み入れた瞬間、カツアゲされたり

靴を略奪される

(エアーマックス刈りという)のは必定であった。 この情報だけで

僕の年齢が知れる

というものである。

そういうことで、原宿なんていうのは僕にとって嗜好品の街であった。 行くこと自体が目的なのね。目的を果たすために行くとこじゃなくてね。

都心に住んでいるというだけで凄いなと感じる

高校時代の同級生が新宿区の「

初台

」に住んでいた。 なんなら、「

歌舞伎町

」に住んでいる友達もいたし (その子はビルの屋上のペントハウスに住んでいた、、!) 「

恵比寿

」に住んでいた友達もいた。

都心というだけで無条件でオシャレで、デザイナーズ物件に住んでて 親もインテリなイメージがあるのである。

彼らの家には、一回も行ったことないのに。

都心までの交通費を計算する

なにか用事があるときに、「柏」「大宮」「川越」「所沢」といった近場の 繁華街と都心まで行く交通費を比較する。

そこでしきい値を超えなかったら、最寄りの繁華街で用事を極力済ませる こととする。ただ、都心には最寄りの繁華街では得られない体験による 満足感がある。

だってさあ、あんまり気の利いた店多くなかったでしょ。

川越に。(最近は多いの知ってます、、!)

なので、計算上は間違いないはずなのに、都心に行かなかったことを微妙に 公開したりするものである。

中央線に妙なあこがれがある

僕が高校生当時、GTOという漫画/ドラマがヒットしていた。あれは中央線 近辺(吉祥寺周辺)が舞台となっている。

僕の世代は上京者、地元民問わず

吉祥寺に対する信仰

が異常に強かった。 吉祥寺に映画見に行く、といっただけでへーという感じだった記憶がある。

要もなにもないのに、友達と吉祥寺のタワレコに行ったのは良い思い出である。

そんなに暇だったのだろうか...。

地方出身者がちょっと羨ましい

埼玉県民というのはおそらく、日本一個性が伝わりにくいのではないかと 思っている。最近「翔んで埼玉」という映画が小ヒットしたがなんのことはない、

フックが無いのがフックになっただけのことである。

そんななか、福岡県民や京都府民といった方言に特徴のある 出身者に会おうものならたちまち、

その個性にノックアウトされてしまう

。 また、お盆や年末年始といった帰省シーズンには新幹線の乗車率が1x0%といった ニュースが流れ、くたびれた地方出身者の表情がズームアップされるが

それすら

ちょっと羨ましい

。いや、経験としてね。

だいたい、どこにいっても「

東京のあたりから来ました

」というくらい、埼玉県民には プライドが低い(というか僕がそうなんです、、)

でも多分、東京以外の関東近郊出身者ならだいたいそんな感じではないだろうか。

でも地元はいいよ

それでもやはり生まれ育った地元というのはサイコーである。 家族もいる、気のおけない友だちたちもいる、 Google Mapを見なくても東西南北がわかる。

それだけで無条件で良いのよ。